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14人の暮らしと自然が共存した里山は、長い間日本の原風景でした。都心から離れた房総エリアでも、都市化が進んで懐かしい景色がどんどん失われています。それでも袖ケ浦の各所には、多くの人に守られ、昔ながらの里山が残っています。実際に歩くことができる2つのコースを紹介しましょう。緑に囲まれた里山を歩く■里山を歩く会■椎の森里山会●椎の森へのアクセスJR内房線長浦駅から車で約7分、館山自動車道姉崎袖ケ浦ICから約4㎞MAP P.18F-2ADBEC 鎌倉時代、関東一円の御家人は、ことが起こったらすぐに鎌倉に駆け付けられるよう、道を整備しました。現在の長浦駅の東約1.5 km 、浜宿団地のすぐ近くの小高い丘の上に、昔からかまくら街道の一部と言い伝えられてきた古道がありました。幹線道路からは少し離れていたので、古刹正福寺に戦勝祈願のために立ち寄るための道だったのかもしれません。鬱蒼とした森の中の道はすたれて長い間放置されていましたが、里山再生を願う人々の手で整備され、今では気持ちのいいハイキングができる道に生まれ変わりました。 沿道に立ち寄りスポットがいくつもあり、自然と歴史をのんびり散策するコースとして多くの人が訪れるようになりました。 かまくら街道にもほど近い、椎の森工業団地の裏手に広がる里山にも散歩コースが整備されています。入口には駐車場が整備されているので、ドライブがてら里山散歩を楽しんでみるのもいいでしょう。コース ❶コース ❷山歩きイベントの開催や散策路の整備などを通して、身近な自然に親しむ活動をしています椎の森工業団地周辺の自然環境保全緑地の整備、散策路や水路の整備を行っています。HPhttp://satoyamawk.exblog.jp/HPhttp://blogs.yahoo.co.jp/shiinomori_satoyamakai楽しいひみつ2D貝殻のこみち正福寺・笠上観音木登りの樹笹のトンネル富士が見えるかも橋西国三十三霊場石碑かまくら街道雉の道3本桜竹林

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